砂時計が沈黙した日

漂流者 壱太の話

うたが聴こえた。

優しくて、消えてしまいそうに小さな、か細い歌だった。

それはなにか物悲しくて、けれど安らかな気持ちになれる。そんなうた。

誰だろう?

こんなかなしいうたをうたうのは、誰なんだろう。

 

さかあがり
まっしろ
かなしいうた

 

トップへ